コンテンツへスキップ

Webアプリケーション ペネトレーションテスト
Web Application Penetration Testing

サービス概要

Webアプリケーション ペネトレーションテストは、ウェブサイトやウェブサービスなどのWebアプリケーションに特化した侵入テストサービスです。ホワ イトハッカーを擁するCyberCrew は、最新の脆弱性に対応したWebアプリ ケーション向けのペネトレーションテスト(侵入テスト)を提供しています。 AWSなどのクラウド環境からオンプレミスのレガシーシステムまで、幅広い 対象に対して現実的な攻撃シナリオに基づいた検証を行い、情報漏洩や不 正アクセスを未然に防ぐための技術支援を行います。

なぜWebアプリケーションが狙われるのか

Webアプリケーションは、個人情報・金融情報・医療情報など機密性の高いデータを取り扱う一方で、APIの連携拡大や構成の複雑化により、攻撃対象としてのリスクが高まっています。日々進化する攻撃手法に対応するためには、専門的かつ実践的な視点での検証が不可欠です。

対応基準・準拠ガイドライン

OWASP Top 10

OWASP ASVS

(Application Security Verification Standard)

OWASP Testing Guide

各種規制

(GDPR、HIPAA、PCI DSS等)

主な脆弱性とリスクの例

脆弱性カテゴリ 説明
入出力バリデーションの不備
SQLインジェクション、XSSなどの脆弱性により、情報漏洩や管理者権 限の奪取が可能になります。
認証・認可の脆弱性
不適切なユーザー認証やアクセス制御により、不正ログインや他者情 報の閲覧が発生するリスクがあります。
セッション管理の不備
セッションIDの盗難や固定により、なりすまし攻撃が可能になる場合があります。
セキュリティ設定ミス
不適切なHTTPヘッダー、ディレクトリリスティング、デバッグ機能の有効化などによる情報漏洩。
APIの安全性の欠如
認可制御がないAPIや想定外のリクエストにより、業務ロジックの破壊や情報漏洩が発生することがあります。

サービス構成

当社のペネトレーションテストは、お客様のWebアプリケーションを多角的に、
かつ実践的な視点で評価するために、以下の体系的な構成で実施されます。

ブラックボックステスト

対象システムに関する情報を一切持たずに実施。攻撃者と同様の視点で、外部からの侵入可否を確認します。

  • 公開範囲(ログイン画面、問い合わせフォーム等)からの不正侵入
  • 入力値検証の不備(SQLインジェクション、XSSなど)
  • パスワードリセット・アカウント作成の誤仕様
  • 検索・並び替え・ダウンロード機能の悪用
  • 権限を持たない状態での画面・情報アクセスの試行

グレーボックステスト

制限された情報(一般ユーザーの認証情報など)をもとに、より高度で現実的な攻撃パターンを検証します。

  • ロール間の越権アクセス(一般ユーザー→管理機能)
  • セッションの固定・ハイジャック
  • APIの不適切なアクセス制御(IDOR、メソッド強制)
  • ログイン後の機能に対する業務ロジックの悪用
  • 部分的に公開されている技術情報やエラーメッセージの活用

ホワイトボックステスト

ソースコード、設計書、構成情報などを元に、アプリケーション内部の構造・挙動を踏まえた精密な診断を行います。

  • ソースコード上の認証情報やAPIキーの検出
  • 暗号化・ハッシュ処理の適切性(アルゴリズム・ソルト)
  • ログ出力の内容と情報漏洩リスク
  • 不適切なエラーハンドリングや例外処理
  • セキュリティ機能(CSRFトークン、CSP、Cookie設定など)の検証

テストシナリオ例

Webアプリケーションを狙った侵入シナリオ

  • 公開Webアプリに対してスキャンや診断を行い、脆弱性(例:SQLi、XSS)を特定。

  • アプリが連携する内部APIやDBとの通信経路を確認し、不正なアクセスを試行。

  • 通信の暗号化やトークンの保護状況を確認(例:平文保存、セッションIDの使い回し)。

  • Webアプリを経由して社内ネットワーク上の内部システ ム(例:DB、社内サーバ等)へアクセスできるか確認。

  • 侵入経路を足がかりに、他のシステムへ横展開(Lateral Movement)できるかを検証。

検出結果(例)

主な検査対象領域

認証と認可

ログイン機能の不備、推測しやすいパスワード、権限昇格のリスクを確認します。

入力値検証とインジェクション

SQLインジェクション、XSS、コマンドインジェクションなどの入力値を悪用した攻撃を検証します。

セッション管理

セッションハイジャック、セッション固定、不適切なCookie設定やログアウト処理の不備を確認します。

セキュリティ設定の不備

初期設定のままの認証情報、管理画面の露出、パッチ未適用のシステムなどを検出します。

機密データの露出

暗号化されていないデータ、外部に漏れた秘密情報、不適切な保存方法などを確認します。

アクセス制御の不備

IDOR(不適切なオブジェクト参照)、ファイルやAPIへの不正アクセス、破られたアクセス制御を検証します。

テスト実施の効果

効果 説明
最新の脅威への対応
日々進化するWebアプリケーションの攻撃手法に対応し、既知・未知の脆弱性を網羅的に検出し ます。
ビジネスリスクの低減
情報漏洩、サービス停止、サイト改ざんなど、Webアプリケーションの脆弱性に起因するビジネ スリスクを未然に防ぎ、事業継続性を確保します。
信頼性の向上
堅牢なWebアプリケーションを提供することで、ユーザーや顧客からの信頼を獲得し、企業のブ ランドイメージを向上させます。
開発サイクルの最適化
開発ライフサイクルの早期段階でセキュリティの問題を発見し、手戻りによる開発コストの増大を 防ぎます。
法規制・コンプライアンス準拠
OWASP Top 10などの国際的な基準や、GDPR、CCPAなどのデータ保護法規への準拠を支援し、 法的要件を満たすWebアプリケーション運用をサポートします。

レポート納品内容

発見された脆弱性の詳細から具体的な改善提案まで、貴社のセキュリティ強化に必要なすべての情報を網羅したレポートを納品いたします。

※画像はWEBアプリケーション ペネトレーションテストのレポートイメージです


Page Top

Copyright © CyberCrew inc. All rights reserved.