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モバイルアプリケーション ペネトレーションテスト
Mobile Application Penetration Testing

サービス概要

モバイルアプリケーション ペネトレーションテストは、スマートフォンやタブレットで利用されるモバイルアプリケーションに特化した侵入テストサービスです。アプリケーションの設計、構成、データ通信、保存領域、認証機構などを多角的に検証し、実際の攻撃を想定した高精度な脆弱性評価を実施します。ホワイトハッカーを擁するCyberCrewが、お客様のモバイルアプリのセキュリティ強化を支援します。

対応基準・準拠ガイドライン

OWASP MASVS

(モバイルアプリケーションセキュリティ検証基準)

OWASP MSTG

(モバイルセキュリティテストガイド)

OWASP Mobile Top 10

各種規制

(GDPR、HIPAA、PCI DSS等)

主な脆弱性とリスクの例

脆弱性カテゴリ 説明
入出力バリデーションの不備
SQLインジェクション、コマンドインジェクション、XSSなどの攻撃に より、アプリケーションの操作を乗っ取られる可能性があります。
認証・認可の脆弱性
自動化された攻撃により、ユーザーのなりすましや不正アクセス、情報窃取が発生するリスクがあります。
安全でないデータ保存
弱い暗号化や資格情報の不適切な保存によって、ユーザーデータが漏洩するリスクがあります。
通信の安全性の欠如
パブリックネットワークを介した通信において、暗号化不足により盗聴・中間者攻撃を受ける可能性があります。
暗号処理の不備
鍵管理の不適切やアルゴリズム実装ミスなどが原因で、暗号化された情報の漏洩や破損が起こり得ます。
ハードコーディングされた認証情報
アプリ内に埋め込まれた認証情報が第三者に取得されることで、不正ア クセスの原因になります。

サービス構成

当社のペネトレーションテストは、お客様のモバイルアプリケーションを多角的に、
かつ深く評価するために、以下の体系的な構成で実施されます。

静的解析(Static Analysis)

アプリケーションを実行しない状態で、ソースコード、バイナリ、構成ファイルを解析。以下を重点的に検証します。

  • ハードコーディングされた認証情報、APIキーの検出
  • 安全でない暗号化アルゴリズムの使用
  • 不適切なSSL/TLS設定(証明書ピンニング未適用など)
  • 情報漏洩につながるロギング
  • 権限の過剰な要求

動的解析(Dynamic Analysis)

実際にアプリケーションを実行し、通信やメモリ内の動作を解析。以下を重点的に検証します

  • 入出力バリデーションの不備(SQLi, XSSなど)
  • 認証・認可の脆弱性
  • 通信の盗聴・改ざんの可能性
  • セッション管理の脆弱性
  • メモリ内の機微情報

APIテスト

モバイルアプリケーションが連携するバックエンドAPIの脆弱性を検証。

  • 認証・認可の不備
  • データ漏洩
  • DoS攻撃耐性
  • ビジネスロジックの欠陥

テストシナリオ例

モバイルアプリ経由で社内ネットワークに侵入されるシナリオ

業務に使用されるモバイルアプリが社内ネットワークに接続可能な状態にある場合、不適切なネットワーク設計やアプリの通信制御の不備を突いて、外部の攻撃者がアプリを経由し、社内システムへ不正アクセスを試みるケースです。

  • 業務用モバイルアプリを攻撃者が解析・改ざんし、不正な 動作を注入(例:MITM、Proxy 経由で通信内容傍受)

  • アプリが接続する社内API やサーバのエンドポイントを特定

  • 通信の暗号化状態や認証方式を検証(例:ハードコードされたトークンや弱い認証)

  • アプリから社内システム(DNS/WEB サーバなど)へ到達可能か試行

  • 社内ネットワークに対し、アプリを通じた Lateral Movement(横展開)を試みる

検出結果(例)

主な検査対象領域

安全でないデータ保存

ログイン情報、トークン、個人情報などが平文で保存されていないかを確認

認証・認可の不備

パスワードの強度やトークンの管理、認可制御の適切性を検証

通信の安全性欠如

SSL/TLSの検証不足や中間者攻撃(MitM)への脆弱性を確認

リバースエンジニアリング対策の不備

コード改ざんや解析への耐性を検証(難読化・署名検証など)

プラットフォームの不適切な使用

Android/iOSにおける推奨セキュリティガイドラインの逸脱を確認

クライアント側ロジックの欠陥

ローカルでの入力検証や認可処理の欠落によるバイパスの可否を確認

API のセキュリティ不備

モバイルアプリと連携するバックエンドAPIの認証・アクセス制御・データ漏洩リスクなどを検証

テスト実施の効果

効果 説明
アプリケーション全体の安全性向上
コードレベルから実行時の振る舞い、連携するAPIまでを網羅的に診断し、潜在的な脆弱性を包括的に洗い出します。
法規制・ガイドライン遵守
OWASP Mobile Top 10や各種規制(GDPR、HIPAAなど)への準拠状況を評価し、法的リスクを低減します。
ユーザーの信頼獲得
セキュリティ対策を強化することで、ユーザーデータの保護を明確にし、アプリケーションの信頼性とブランドイメージを向上させます。
開発サイクルの最適化
開発の早い段階で脆弱性を発見・修正することで、リリース後の重大な手戻りやコストの発生を防ぎ、開発効率を高めます。
情報漏洩・不正利用の防止
機微情報がアプリ内に不適切に保存されたり、通信経路で傍受されたりするリスクを特定し、ユーザーデータの安全を確保します。

レポート納品内容

発見された脆弱性の詳細から具体的な改善提案まで、貴社のセキュリティ強化に必要なすべての情報を網羅したレポートを納品いたします。

※画像はWEBアプリケーション ペネトレーションテストのレポートイメージです


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